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【GAMEPREVIEW】9/22関東リーグ1部第17節vsエリース東京FC「今自分たちにできる最高のパフォーマンスを」

2024/9/21 21:51

ゴールに関わるプレーを積極的に狙っていく

2024年9月22日、南葛SCは関東サッカーリーグ1部第17節、エリース東京FC戦に挑む。会場は奥戸総合スポーツセンター陸上競技場。今節が今季のホーム最終戦となる。

1週間前の東京23FC戦では、今年6月、中部大学から加入したMF97山上新平が3試合ぶりに出場機会を得た。1-1で迎えた57分、中部大学の同期、MF61小西伶旺とともにピッチに送り込まれる。

「南葛SCが同点に追いついた直後だったこともあり、僕らが入った時間帯からは結構カウンター合戦になったというか、両チームとも積極的に相手ゴールを目指す激しい内容になりました」

その状況の中、山上は自らのプレーに対して「物足りない」と評価し、こう続けた。

「ボールを持ってプレーし続けるのが僕の特徴なんですが、前節のような試合展開だと守備に回るケースも多くなり、ボールを持つシーンを増やすことができませんでした。大学時代は、ボールを持ってプレーする時間が本当に長かったと自分でも認識しているので、次の試合ではそのイメージを持って、チームの主軸としてプレーできるようにしたいと思っています」

南葛SCの堀尾郷介分析コーチが監督を務める中部大学では、流れの中でアンカーの位置までポジションを下げ、最終ラインや中盤の選手からボールを引き出した。そしてドリブルとパスを駆使し、前進しながら攻撃を組み立てていくスタイルを得意とした。

南葛SC加入後は、当時より前方のエリアでプレーする自身の姿を思い描いている。

「自分としてはこれまでよりも前のポジションで、相手を崩しにいくようなプレーをイメージしています。まだまだ慣れていないので難しさを感じる部分もありますが、今与えられている役割としてラストパスやフィニッシュに絡んでいきたいと思っているし、その感覚は徐々につかみつつあります。前のエリアにいる時は、パスで相手を剥がせたらかなり高い確率で前を向けるので、ゴールに関わるプレーを積極的に狙っていくつもりです」

今節のエリース東京FC戦では、今季の奥戸ラストゲームで奥戸デビューを果たす可能性もある。山上は冷静に、そして力強く意気込みを語った。

「南葛SCとエリース東京FCの試合では、両チームのスタイル的にボールを握り合う展開が続くような気がしています。その中で僕自身は、自分の特徴を生かしたパフォーマンスを発揮して、個人としてもチームとしても、いい結果を出せるように取り組みたいと思っています」

いつか絶対にチャンスが来ると思っていた

前節の東京23FC戦で、関東リーグ1部デビューを果たしたのがMF40武田幸樹だ。新たな一歩を踏み出すまでの心境をこう述べた。

「自分の性格的に、新しい環境に慣れるまで時間がかかることはわかっていました。だから南葛SCの一員として、リーグ戦に出られるようになるまで時間がかかることもわかっていたつもりです。さらに、試合前日に寝られなくなることも、キックオフ直前に顔が引きつるくらい緊張することもわかっていた。ただ、グラウンドに入れば自分に対する自信があるというか、他の選手に負けない部分があることもわかっていたので、試合が始まってしまえば大丈夫だとずっと思っていました」

繊細なボールタッチに加え、強さ・鋭さ・正確さを伴ったグラウンダーの縦パスを武器とする武田。東京23FC戦の自身のプレーぶりには及第点を与えつつ、今後に向けた伸びしろも抽出した。

「縦パスに関しては、初めてのリーグ戦にしてはまずまず出せたかもしれません。ただ、僕なりのよさをもっと出していくには、ビルドアップのところからボールに絡み続けることが大事だと思っています。僕のところで前線への効果的なパスをより多く出せるようになれば、もっとチームに貢献できると感じることができました」

今季のチームが始動して8カ月が過ぎ、シーズンは最終盤を迎えている。多くの試合をメンバー外として迎えてきた武田は、これまでの日々をこのように振り返った。

「試合に絡めなかった時期は、やっぱりいろいろな思いがありました。ただ自分としては、いつか絶対にチャンスが来ると思っていたので、そのタイミングでいいパフォーマンスができるように毎日積み重ねていこうと取り組んできました。風間監督は常々“やり続ける”ということを選手に伝えてくれますが、僕自身もその姿勢は大事だと思っていたし、ここまで自分なりにやり続けられたことが今につながっているのかなと思います。メンバー外の時には、同じく試合に出られない他の選手たちと長い時間をともに過ごしました。みんなといろいろな感情を味わってきましたし、同じ時期を一緒に過ごした選手たちの分も、自分はやらなければいけないという思いを持っているつもりです」

今季のリーグ戦は残り2試合。今節のエリース東京FC戦を含め、武田は今後に向けた抱負を口にする。

「僕は、『次の試合頑張るぞ!』とか『残り2試合やり切るぞ!』と意気込むタイプではないんです。でも、4連敗中とチームとしてすごく厳しかった時期に、ああやって試合に出させてもらったのですから、その思いを今度はチームの勝利という結果で示したい。また、お客さんはいろいろな予定をやりくりして南葛SCの試合を見に来てくださっていると思うので、今自分たちにできる最高のパフォーマンスを発揮して、多くの方々に勝利を届けたいと思っています」

今自分たちにできる最高のパフォーマンスを――関東リーグ1部第17節、エリース東京FC戦は9月22日18:00キックオフ。ホーム最終戦も南葛ファミリー全員でともに戦おう。

大会:関東サッカーリーグ1部第17節
日時:2024年9月22日(日)18:00キックオフ
対戦:南葛SC vs エリース東京FC
会場:奥戸総合スポーツセンター陸上競技場
イベント情報:https://lp.nankatsu-sc.com/20240922/
チケット情報:https://teket.jp/3835/38571
配信:https://www.youtube.com/watch?v=OYDYvSMEW8M