前節、7得点の大勝利を収めたWINGSは、その勢いのまま、東京国際大学に乗り込む。過去2シーズンで1勝1分2敗と相性が悪く、この試合も苦戦が予想されたが、この日はピッチに強風が吹き込み、蹴ったボールが押し戻されてしまう。パスサッカーで戦うWINGSにとっては不利な状況だった。

試合が動いたのは32分。中央でパスを受けたMF石倉花純が、右サイドを駆け上がるMF呉娟花にワンタッチでボールをつけると、そのまま娟花がドリブルで持ち込み、GKのニアを抜く強烈なシュートを決めた。

後半に入り、勢いを増した東京国際大学に対して防戦の苦しい展開で、52分に失点してしまう。さらには、流れを変えきれない58分に、GK高橋純佳がエリア内で相手選手と接触したとしてPKが与えられてしまう。だが、守護神高橋が、そのPKを読み切り、スーパーセーブで流れを引き寄せると、76分にWINGSに待望の逆転弾が生まれた。石倉の右からのクロスの流れから、MF菅野永遠の落としを再び娟花がミドルレンジから決めた。

しかし、ホームの意地を見せる東京国際大学が1点を返すと、試合はこのまま動かず2-2で終了を迎えた。１ポイントを積み上げたWINGSが、2位十文字高校に対して得失点で上回り2位に浮上した。

次節は5月11日（土）、奥戸総合スポーツセンターで早稲田大学と対戦する。