乱打戦の末、惜しくも敗れたアウェイの十文字高校戦から1週間、チームがしっかりと準備を続けてきたことが窺える内容だった。GKは新加入の中川良美が前節から引き続きの起用となり、途中出場でプレーしたSB今井彩絢とCF広瀬永里香が今日はスタメンに名を連ねる。

今日の対戦相手、日体大SMG横浜サテライトは、今年、関東女子1部に昇格してきたチームだが、トップチームがなでしこリーグ1部で戦う強豪であることから、将来性のあるタレントを多く擁している。

試合が動いたのは13分。中川のゴールキックが相手に渡り、そのままミドルレンジから打たれたシュートが決まり、WINGSは早くも追いかける展開となってしまう。しかし、開幕から2試合連続でゴールを決めているMF石倉花純がこの試合でも爆発した。

19分、左サイドから今井のパスを受けた石倉がペナルティエリア手前から右足を振り抜きネットを揺らすと、34分には再び石倉が決める。MF菅野永遠のスルーパスに抜け出すと、右のアウトフロントでファーサイドに流し込む。これはポストに嫌われるも、こぼれ球を再度押し込んでWINGSが逆転に成功。

後半に入り、MF佐藤幸恵のゴールで3-1に点差を引き離すWINGSだったが、63分にロングシュートを決められて、1点差に追い上げられる。しかし「圧倒して勝とう」という松本彰監督のサッカーを信じるWINGSはより攻勢を強め、72分、87分に石倉が追加点を加えた。直後1点返されたものの、後半アディショナルタイムには、佐藤と、セットプレーから移籍後初ゴールとなるCB岡田真波のヘディングで2得点を決めて、最終スコア7-3の大量得点で、開幕戦と合わせてホーム2連勝を飾った。

この勝利でWINGSは、首位VONDS市原レディース、2位十文字高校をポイント1差で追いかける3位になった。次節は5月5日、坂戸キャンパス第3グラウンドで東京国際大学と対戦する。