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GAME RESULT 試合結果

第58回関東リーグ1部 第2節
vs 東京ユナイテッドFC

04/14 SUN. 16:00 KICK OFF

HOME

AGFフィールド/HOME

20

32分 大前元紀(佐々木達也)
71分 柳裕元(大前元紀)
1 前半 0
1 後半 0

関東サッカーリーグ1部第2節。今季のホームゲーム初戦は、東京都調布市にあるAGFフィールドが舞台となった。相手は東京ユナイテッドFCである。
 
南葛SCにとって最初の決定機を生み出したのは、田中大生の攻撃参加だった。4-4-2や3-5-2のように、選手たちが特定の立ち位置でプレーするのではなく、一人ひとりがボールを受け続けるためにあらゆるエリアに顔を出していく――風間八宏監督はこの姿勢を「システム11(イレブン)」と表現するが、18分の田中のアクションはまさにそれを体現したものだった。
 
田中は3バックの左を定位置としながらも、相手陣内中央でルーズボールをカット。右斜め前の玉城峻吾に短いパスでボールを預けると、背番号24は相手のセンターバック2人の間を突くかのように直線的に走り出す。田中がエリアに差し掛かるまでの2~3秒の間に、ボールは玉城から大前元紀へ、さらには大前からダイレクトで田中の足元へとつながった。最終的には、“センターフォワードの選手”と見間違うかのような場所で、田中はPKを獲得したのである。
 
このPKはポストに嫌われたものの、今季のリーグ戦初ゴールは大前によってもたらされた。32分、玉城からのパスが佐々木達也に渡った瞬間、大前はDFの背後を取ってクロスを要求。佐々木の右足からふわりと放たれたボールを頭で合わせ、ゴールネットを揺らした。
 
71分には、最終ラインを統率し、ピンチの場面では体を投げ出して相手のシュートをブロックした柳裕元が、大前のCKをヘディングで押し込んで追加点をマーク。葛飾区から遠い場所での一戦となったが、722人もの観客が集まった会場で、南葛SCは今季のリーグ戦初勝利を飾った。
 
「今節は、自分たちの形からしっかりと点を取り、ゼロで抑えて勝つことができた。こういう試合を続けていきたいし、もっともっと得点が取れるチームになって、常に相手を上回ることのできる試合を展開していきたいと思います」
 
今季のリーグ戦に初出場した森永耀晟の言葉には、初勝利の喜び、さらには今後に向けた意気込みなど、チーム全員の思いが込められているようだった。