このたび、石井謙伍選手が南葛SCを現役引退することになりましたのでお知らせいたします。これまでの温かいご支援、ご声援、誠にありがとうございました。以下、本人からのメッセージです。

これまで温かく応援・支えてくださったみなさまへご報告があります。

私、石井謙伍は2022シーズンをもちましてサッカー選手を引退する決意を致しました。

これまで私に関わってくださった全てのみなさまへ心より感謝申し上げます。正直なところ選手としての心残りはありますが、今後の人生を考えていく中でサッカー以外での夢や目標を持つことができ、新たなチャレンジのため今回の決断に至りました。

南葛SCで過ごした4シーズンは、大きな怪我などもあり期待に応えることが出来ず、辛く苦しい時間が長かったように感じます。しかし2度の昇格を経験でき、南葛SCという魅力的なクラブの歴史の一部に携われたこと、またこのクラブで引退を迎えることができたことをとても誇りに思います。

北海道の小さな町で9歳からボールを蹴り始め、これまで様々な場所でプレーをさせて頂きました。プロになるまで育てて頂いた花川南イレブン、ADEAM SAPPORO FC、コンサドーレ札幌ユース。プロになることを夢見て共に切磋琢磨した仲間とのあの日々があって今の自分があります。プロになりたくてもなれなかった仲間の想いを背負いみんなの代表という気持ちでこれまでプレーしてきました。くじけそうな時はそんなみんなが背中を押してくれ走り続けることができました。

プロとして歩んだ18年間、本当に素晴らしい経験をさせて頂きました。
北海道コンサドーレ札幌、愛媛FC、Samut Sakhon FC、南葛SC、それぞれのクラブで関わってくださった監督・コーチ・チームメイト・スタッフ・ファンサポーター・関係者のみなさまに心より感謝申し上げます。

最後に、この場を借りて家族にもお礼を伝えさせてください。

小さい頃から何の不自由もなくサッカーをさせてくれ、どんなときも僕の選択を尊重し応援してくれた両親。お母さんは僕が小学生の頃、サッカーのルールを勉強するためにレフリーの資格まで取ってくれました。お父さんは毎週末試合会場まで車で送ってくれお休みの日もサポートしてくれました。心からありがとうと伝えたいです。

喜怒哀楽を同じ温度で感じてくれ、隣で支えてくれた妻。妻のポジティブ精神に何度も救われました。出会った当初は全く料理ができなかったのに僕のために勉強してくれ、慣れない海外でもいつもおいしいご飯を作ってくれました。本当にありがとう。これからも作ってくださいね、お願いします（笑）

自分でチケットを買ってこっそり試合を観に来たり、僕の前では見せないのに陰で孫の自慢をしてくれていたり、北海道から愛媛まで車で応援に来てくれたりした、先日亡くなってしまった大好きなおじいちゃんにも心からありがとうと伝えたいです。

18年間の経験を糧にこれからの人生も楽しく歩んでいきたいと思います。引き続きご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします。