2024/12/6 16:00
このたび、南葛SC WINGSに所属しております堤夏穂選手が、2024シーズン限りで現役を引退することとなりましたのでお知らせします。これまでの温かいご支援、ご声援、誠にありがとうございました。以下、本人からのメッセージです。
■堤夏穂選手コメント
今シーズンで、私のサッカー人生に終止符を打つことに決めました。
まず始めに、これまで私のサッカー人生に関わってくださったすべての皆様さま、本当にありがとうございました。言葉では表しきれないほど感謝しています。
小さい頃、私はサッカーが好きではありませんでした。父親の影響で始めたものの、最初はやらされている感じでした。しかし、小学4年生で戸木南ボンバーズに入り、女子サッカーがとても楽しいことに気づき、そこからサッカーに夢中になりました。
中学、高校と進み、ちふれASエルフェン埼玉マリに入団。“歩く名言集”とも言われる監督と出会い、心も身体も強く逞しくなりました。サッカーの楽しさの本質を教えてくれたコーチのおかげで、私のサッカースタイルが大きく変わり、成長しました。また、イケメン監督と共に関東大会制覇を果たし、濃い時間を過ごしました。今でもチームメートとは仲良く、仲間の大切さを実感しています。
高校卒業後は、十文字ベントスに入り、お姉さんたちにいじられ揉まれながらも必死についていきました。試合に出ることができず、毎試合運営を担当しチームをサポートした経験が、今の私を作り上げました。
その後、南葛SC WINGSで4年間を過ごし、最高の出会いと素晴らしいチームメイトに恵まれ、楽しくサッカーを続けることができました。1年目は思うようにいきませんでしたが、2年目、3年目と少しずつ成長を実感し、4年目には「昇格」という最高の瞬間をチームメートと分かち合えたことは、私の財産です。
スポーツには怪我がつきものですが、大きな怪我をしてしまい、メンタル的に辛い時期を過ごしました。病院で何度も泣きましたが、入院仲間のおばあちゃんと友だちになれたり、入院生活も貴重な経験となり、前向きに捉えることができました。しかし、サッカーから離れてリハビリを続ける中で、今後のことを真剣に考え、引退という決断をしました。いい節目だと私は思っています! 後悔するかもしれませんが、私は後悔することが悪いことだとは思いません。また、今まで十分に頑張ったと思っています。サッカーを好きなうちに引退することが、私にとっての正直な気持ちです。
これまで私を支えてくださったすべてのサポーターの皆さま、本当にありがとうございました。皆さんの応援が、どれだけ私の力になったか言葉では表せません。辛い時も、うれしい時も、いつも温かい声援を送ってくださり、そのおかげでここまでやって来ることができました。これからの人生を歩む上で、皆さんの応援を胸に、忘れずに前進していきたいと思います。心から感謝しています。ありがとうございました。
また、チームを支えてくださったスポンサー企業の皆さまにも、心から感謝申し上げます。皆さまのご支援があったからこそ、ここまでサッカーを続けることができました。物質的なサポートだけでなく、精神的にも支えていただき、どんな時も応援の力を感じました。おかげさまで多くの素晴らしい経験をし、成長することができました。本当にありがとうございました。
さらに、これまで私を支えてくれた両親には心から感謝しています。
父親がサッカーをしていなければ、私はサッカー選手にはなっていなかったと思います。
落ち込んだとき、母親の言葉には何度も励まされました。母親は本当に偉大です。これまで、何不自由なくサッカーをさせてくれてありがとう。
まだまだ伝えたいことはたくさんありますが、長くなりすぎてしまうので、ここまでにしたいと思います。
私はサッカーができて本当に幸せでした。そして、これからの人生ももっと幸せになりたいと思っています。
改めて、今までありがとうございました。
南葛SCウイングス
3 堤夏穂