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【GAMEPREVIEW】9/15関東リーグ1部第16節vs東京23FC「勝つために今何をすべきか」

2024/9/15 00:10

シュートはどこに打つかを決めることが一番大事

2024年9月15日、南葛SCは関東サッカーリーグ1部第16節に挑む。会場はスピアーズえどりくフィールド、対戦相手は“隣町”の江戸川区を拠点に活動する東京23FCだ。

1-3で敗れた前節から今節までの間に、風間八宏監督は2度のミーティングを実施。失点シーンを含む東邦チタニウム戦の反省点とともに、チャンスを多く作りながらも複数得点できなかった理由などを振り返った。指揮官はチームの現状を「攻撃のテンポが速くなっている」と口にし、フィニッシュの場面についてこう続けた。

「最後のところでシュートを打たなかったり、最後のパスを出すところで失敗してしまっている。また、今の“チームの速さ”の中でシュートコースを見つけることができていない。どこに打つか、どう打つかが決まっていない」

その後グラウンドでは、「シュートはどこに打つかを決めることが一番大事」と語る風間監督の下、選手たちはゴールを決めるための方法をさまざまな角度から学んでいる。ペナルティーエリア周辺での相手の外し方、ラストパスの出し方と受け方、狙うべきコース、相手を利用したシュートの打ち方など、具体的なレクチャーは多岐に渡った。

ゴールに結びつくプレーについて、積極的に吸収しようと取り組んでいたのがDF87牛田大華だ。8月下旬に中部大学から加入した牛田は、関東リーグ1部のレベルについて、「フィジカル的な要素で負けることがあるのでそこは高めていかないといけませんが、個人的にはこのリーグの中でもやっていけると感じています」と語る。一方で、“決め切る”という部分についてはこう話した。

「僕自身3試合続けて出させてもらい、チームとして相手ゴール前まで行けていると感じていますし、あとは決めるだけだと思っています。ただ、中部大学での自分はシュートを打ちにいくようなタイプではなく、どちらかというと苦手な部分でもあります。とはいえ、ポジションや役割を考えれば、そこの技術をもっと上げていかないとチームの勝利には貢献できないので、もっと頑張って決定機に絡んでいけるようにしたいと思います」

一人ひとりがエネルギーを持ってやるべきことをやり切る

ゴールに関して並々ならぬ意欲を示すのが、MF7関口訓充である。前節について、「得点を取れるチャンスが何回もあったのに、仕留めることができなかった」「攻撃はいい狙いを持って取り組めているので、あとは本当にフィニッシュのところに尽きる」と言うベテランは、2試合続けて3トップの右サイドで先発起用されている。

「やはり、得点の部分を期待されて試合に出してもらっていると思っていますから、もっともっとどん欲に、自分がチームに勢いをもたらすことができるように得点を取りにいかなければいけない。攻撃面だけでなく、守備面でもファーストディフェンダ―として、チーム全体のスイッチを入れられるようにアグレッシブにプレーしたいと思っています」

南葛SCは第12節から勝利を挙げられていない。関口はこれまでの経験をもとに、連発脱出を目指す今節への臨み方をこのように述べた。

「厳しいことを言えば、Jリーグだろうが関東リーグだろうが、いい時期とよくない時期の波があるチームはやはり優勝争いはできないと思う。波をいかに少なくしてシーズンを戦い切ることができるか。上位にい続け、優勝争いで勝ち切るにはこの点が必要だし、今の自分たちには足りていない部分だと実感しています。とはいえ、この波を作ってしまったのは自分たち。そして、今の状況を変えられるのも自分たち。一人ひとりがエネルギーを持って、やるべきことをやり切る。今節に向けてはこれがすべてだと思っています」

最後に関口は、次節に向けてこう意気込みを続けた。

「内容ももちろん大事ですけど、連敗しているチームとしてはやはり勝たなければいけないし、勝つことによって自信を持って次の試合、さらにその次の試合に臨めると思う。90分間集中を切らすことなく、『勝つために今自分たちは何をすべきなのか』をしっかりと考えながら全力で戦いたいと思います」

勝つために今何をすべきか――関東リーグ1部第16節、東京23FC戦は9月15日18:30キックオフ。今節も南葛ファミリー全員でともに戦おう。

大会:関東サッカーリーグ1部第16節
日時:2024年9月15日(日)18:30キックオフ
対戦:東京23FC vs 南葛SC
会場:スピアーズえどりくフィールド
配信:https://www.youtube.com/watch?v=xXVOBncheiY
試合情報:https://tokyo23fc.jp/news/20240915/