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GAME RESULT 試合結果

第30回 関東女子サッカーリーグ1部 後期・第3節
vs 日体大SMG横浜サテライト

07/13 SAT. 18:00 KICK OFF

AWAY

奥戸総合スポーツセンター陸上競技場/AWAY

30

51分 人見のどか
69分 相田さくら
81分 佐藤幸恵
0 前半 0
3 後半 0

南葛SC WINGSが長いトンネルから抜け出した。5月11日のホームゲームの勝利以降、2ヶ月未勝利だったWINGSは、前節十文字高校戦から3週間、ハードな練習とトレーニングマッチを重ねてきた。

序盤はやや攻め急ぎ、前線でパスが合わず、ミスからのカウンターを恐れ、自分たちのプレーが出来ずにいたが、ハーフタイムで松本彰監督は、選手たちに「もう一度、止める蹴るをしっかりやろう」とだけ告げる。基本ができていないから自分たちの戦い方を見失っているという松本監督の真意をくみ取った選手たちは後半に躍動した。

先制は51分。5人にプレスを受ける窮屈な場所で、堤夏穂、広瀬永里香を経由して中央の佐藤幸恵にパスが通る。佐藤幸が右足のアウトフロントで技ありのスルーパスを送ると、CBの間を割って入った人見のどかが左足を振り抜きネットを揺らした。

69分には、右からのCKに長身の相田さくらが頭で合わせて追加点を得る。相田はWINGS加入後初ゴール。81分には、石倉花純のスルーパスを受けた佐藤幸がGKとの1対1をループシュートで決めてダメ押しの3点目を挙げた。

3得点はどれも前線、中盤、最終ラインの選手から生れたもの。ピッチでは誰でも点を取っていいという松本監督の『システム11』を体現する試合となった。試合前のロッカールームでは、選手たちのなかで4戦未勝利のプレッシャーがあったのだという。その憂慮を吹き飛ばすクリーンシートの勝利だった。

WINGSは勝点を16に伸ばして3位でリーグ中断期間に突入。9月のなでしこリーグ2部入替戦予選大会に向けてハードなトレーニングを続ける。