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GAME RESULT 試合結果

第58回関東リーグ1部 第1節
vs ジョイフル本田つくばFC

04/06 SAT. 17:00 KICK OFF

AWAY

セキショウ・チャレンジスタジアム(人工芝)/AWAY

01

0 前半 1 37分 青木竣
0 後半 0

2024シーズンの関東サッカーリーグ1部開幕戦。37分の失点が最後まで響き、チームは黒星スタートを切ることになった。
 
前半のジョイフル本田つくばFCは、時間を追うごとに縦方向への勢いを強めてきた。それに対し、南葛SCは相手の勢いを受ける立場に回った感がある。風間八宏監督が振り返る。
 
「特に前半は、前に出てきた“相手を見る”ことができていなかった。だからどうしても、横や後ろへのパスが多くなり、ずっと相手をいい状態にしてあげてしまった。“相手を見る”とはどういうことか? 相手を後ろ向きにしなければならない。あるいは、相手が自分たちの背後を狙えないような状態にしなければならない。ということで、後半は横、後ろのパスはいらないよと」
 
一方で、風間監督は「相手を押し込む力はだいぶできてきた」と、チーム全体の攻撃面に一定の評価を下した。16分には3バックの一角を務める田中大生が、敵陣エリア内に進入して決定機を創出。19分には、神田洸樹からパスを受けた加藤政哉が、センターサークルを縦断するようにボールを運ぶ。最前線で奥原零偉が相手DFのマークを外した瞬間、加藤はグラウンダーの正確なパスを奥原の足元に届けてスタンドを沸かした。後半には、玉城峻吾から加藤へ、続いて玉城から金城アンドレ泰樹へと同じようなシーンを再現し、普段の練習で取り組む“点から点”をピッチ上で表現している。
 
クラブ史上初めてチームバスで会場入りしたこの試合では、新加入のエリキと石井幹人が南葛SCデビューを飾り、相澤祥太が今季初めて公式戦のピッチに立った。風間監督は常々、「相手というより、自分たちの速さをいかに保てるか」をポイントに挙げている。それだけに、公式戦で新たに3選手が“自分たちの速さ”を体感できたことも、指揮官は今節の収穫の一つとして語った。