第57回関東リーグ1部 前期4節
vs 栃木シティフットボールクラブ
04/29 SAT. 16:00 KICK OFF
AWAY
CITY FOOTBALL STATION
43
11分 大前元紀 28分 関口 訓充 75分 奥原 零偉 78分 加藤 威吹樹 |
2 | 前半 | 0 |
64分 表原 玄太 85分 表原 玄太 90+2分 戸島 章 |
2 | 後半 | 3 |
STARTING MEMBER
4-4-2
GK 31 飯吉 将通
DF 17 佐々木 達也
DF 3 デイビッソン(→55分 DF 24 加藤 威吹樹)
DF 6 三原 向平
DF 29 下平 匠(→66分 DF 52 熊川 翔)
MF 7 関口 訓充
MF 44 相澤 祥太(→66分 MF 23 森永 耀晟)
MF 22 奥原 零偉
MF 14 野村 海(→HT DF 16 新井 博人)
FW 33 河本 明人
FW 88 大前 元紀(→82分 FW 9 岡田 翔平)
SUBSTITUTE
GK 37 外山 佳大
DF 4 柳 裕元
HEAD COACH
高木 健旨STARTING MEMBER
4-3-3
GK 1 原田 欽庸
DF 16 野田 卓宏
DF 4 内田 錬平
DF 3 増田 修斗
DF 15 佐藤 喜生(→72分 FW 7 鈴木 隆雅)
MF 6 加藤 丈(→61分 MF 23 大嶌 貴)
MF 8 工藤 浩平(→79分 DF 26 宇都木 峻)
MF 11 表原 玄太
FW 17 藤原 拓海(→61分 FW 77 田中 パウロ 淳一)
FW 9 山村 佑樹(→72分 FW 25 戸島 章)
FW 10 岡庭 裕貴
SUBSTITUTE
GK 21 田中 勘太
MF 28 ヘニキ
HEAD COACH
今矢 直城【警告】
33分 藤原 拓海(栃木シティFC)
主審:鈴木智也
副審1:阿久津駿
副審2:小田昂佑
第4の審判員:千野根佑太
観客:1,723人
天候:くもり
気温:22.8℃
湿度:47.3%
風:弱
ピッチ状態:全面良芝、乾燥
高木健旨“監督”として臨んだ初戦。日々のトレーニングのなかで選手個々のコンディションとチーム全体の状態を見極めながら、対戦相手である栃木シティフットボールクラブの戦い方を詳細に分析した指揮官は、この一戦に向けて積極的な采配を見せる。
まずは、今シーズンの東京カップとリーグ戦3試合で採用してきた3-4-3システムを4-4-2に変更。そのうえで、ボランチとして相澤祥太を今季初めてスタメン起用し、南葛SCの一員としてリーグ戦初出場となる在籍3年目の飯吉将通、新加入の野村海をピッチに送り込んだ。さらに、持ち前のボールホルダーに対する果敢なアプローチと高いボール奪取力を評価して、これまでは前線のポジションを主戦場としてきた奥原零偉をボランチの一角に配置した。
試合後、高木監督はこの試合の勝因に、選手一人ひとりの姿勢と奮闘ぶりを真っ先に挙げた。同時に、指揮官を中心としたスタッフ陣の綿密な準備、対戦相手との情報戦で先を行くことを視野に入れたいくつもの試みが、11分という早い時間帯の重要な先制点につながった可能性も十分。今節の勝利は、まさにチーム一丸となってつかんだものと言えるだろう。
4ゴールはどれも見事な形だった。1点目は、右サイドバックとして出場した佐々木達也の丁寧なクロスを、大前元紀が巧みなボールタッチでゴールに流し込む。28分には、左サイドの大前が2選手のマークをはがして中央へフィード。奥原を経由したボールを河本明人がダイレクトで落とし、最後は関口訓充が豪快に右足を振り抜いた。
75分の3点目は、奥原の相手守備陣の裏を突く鋭い動き出しが、78分の4点目は加藤威吹樹の空中戦の強さが、大前の特長である高いキックの精度と高次元で絡み合い、栃木シティFCを突き放す大事なゴールとなった。
関口や大前が試合後に口にしたように、78分の時点で4-1だったスコアが最終的に4-3となったところは、今後に向けた大きな課題と言える。昨シーズンの関東サッカーリーグ1部王者を敵地で下したという自信は前向きに捉えつつ、この勝利を手にするうえで見つかったさまざまな改善点をこれからさらにアップデートし、チームは5月14日に開催される前期5節に向けて準備を進めていく。