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GAME RESULT 試合結果

第57回関東リーグ1部 前期3節
vs 桐蔭横浜大学FC

04/16 SUN. 16:00 KICK OFF

AWAY

桐蔭学園多目的グラウンド

10

59分 下平匠 0 前半 0
1 後半 0

指揮官を務めた高木健旨コーチは、この一戦に臨むにあたってチームにいくつかの変化をもたらした。システムはここ2戦と同じ3-4-3を採用しつつ、中林洋次、デイビッソン、佐々木達也、佐々木竜太、河本明人の5選手を初スタメンで起用。中盤の中央にはキャプテンの関口訓充と今野泰幸を並べた。
 
今節はアウェイゲームながら、数多くのファン・サポーターが会場に集結。スタンドからの大声援を受け、選手たちはさまざまな局面で各自の持ち味を発揮した。技術レベルの高さ、フィジカルコンタクトの強さ、ベテランならではの経験値、若手らしい活発な働き。そのうえで、前に向かう姿勢、戦う姿勢を存分に示していたのがとても印象的だった。
 
「ピッチ上の選手たちとベンチのスタッフが、勝負どころとなる時間帯を見極め、その瞬間の戦い方をどれだけ共有、合致させられるかどうか」。高木コーチは試合前にこう語り、今節のポイントの一つにチーム全体の一体感を挙げていた。試合中はその言葉どおり、守備面では前線から追うところやブロックを敷くところの見極め、攻撃面では速攻と遅攻の使い分けなど、各シーンで選手もスタッフも同じ狙いを持ち、チームとして連動することができていた。
 
 選手個々の姿勢とチームの戦い方がアップデートされた点は、公式記録のシュート数にも如実に表れている。過去2試合で南葛SCが挙げた得点は1ゴールだったが、1試合を通じて放ったシュート数は、開幕戦が1本、前期2節が4本だった。それが今節は前半7本、後半4本の合計11本を記録。しかも、決勝ゴールにつながる技ありシュートを放ったのが下平匠であるように、前線の選手だけでなく最終ライン、ボランチ、ウイングバックも含めた、実に8選手がシュートを放っているのだ。この試合における南葛SCの積極的なスタンスがうかがえるだろう。
 
 続く前期4節の相手は、昨シーズンの覇者である栃木シティフットボールクラブ。この桐蔭横浜大学FC戦で得られた収穫や手応え、さらには課題や改善点を今後に向けた伸びしろと捉え、チームは4月18日から次節に向けて準備を進めていく。