公式戦3連勝で調子は上向き！狙うはホーム初勝利!!

関東リーグ開幕以降、3分3敗と未勝利だった南葛SCだが、全国社会人サッカー選手権の関東予選を勝ち抜き、本大会出場を果たした。勢いそのままに7週連続で行わるリーグ戦に突入。“真夏の7連戦”の初戦、アウェーで流経大ドラゴンズ龍ケ崎と対戦した。
ピッチ上は36度を超える猛暑に加え、強風が吹き荒れる難しいコンディション。厳しい状況下の中、南葛SC選手たちは勝利を目指して走り続けた。決勝点は42分、関口訓充のCKを村越健太が折り返すと、最後は下平匠が押し込み先制する。終盤には今野泰幸を投入して守備を固め、1−0で逃げ切りに成功。リーグ初勝利、そして、公式戦3連勝を飾った。
今節、ホームに迎える東京23FCはリーグ2位で、葛飾区に隣接する江戸川区が本拠地のJリーグ入りを目指しているクラブ。南葛SCはホーム初勝利を目指して強豪に挑む。

5DF　梶塚大哉「ここからが本当の総力戦。チーム力が試される」

全社関東予選でフル出場するまで、肩の故障で長らく戦列を離れていました。
梶塚　1月下旬に肩を負傷したので、完全復帰まで約4カ月かかりました。ただ、想定よりも1カ月早くピッチに戻れたので、全社予選には間に合うことができました。

試合に出られない時間、チームをどのように支えてきたのでしょうか？
梶塚　ピッチを離れたところでチームのためになる行動を意識しました。当然、選手としてプレーで貢献することが一番ですが、ケガしている間は、ホームゲームの運営や練習前後の準備、片付けといったこと意識していました。特にホームゲームの運営では、設営から撤収、パートナー様のアテンドや物販など、普段どのように試合が開催されているのかを知ることができ、非常に良い経験になりました。

4カ月ぶりにTOKYO UNITED FC戦で復帰しました。そのときの気持ちを教えてください。
梶塚　中途半端なプレーはできないと思って走りました。復帰するまで、たくさんの方に支えられてきましたし、今、プレーできているのは、誰かのおかげなのだと思うようになり、より一層の責任感を持って試合に入れるようになったと思います。

全社本大会に進出が決まりました。チームメイトとは、どんな話をしましたか？
梶塚　全国大会に進出できたことは嬉しいのですが、首の皮一枚繋がっているだけで、とにかくこれからだと。連勝の勢いをリーグ戦でも絶やさず、今出ている課題を修正していこうと全員で話しています。

これから負けられない戦いが続きます。
梶塚　ここからは本当に総力戦になり、チーム力が試されます。連戦の中でケガ人が出たり、調子の良し悪しなどでメンバーが入れ替わることもあり得ます。そうした状況の中で誰が出場しても南葛SCらしいサッカーで勝つために、日々のトレーニングから高め合っていきたいと思います。